●上皮細胞間リンパ球とは
腸管の上皮細胞間に観察されるリンパ球のこと(intestinal intraepithelial lymphooyte)。
これらはほとんどがCD3+のTリンパ球であるが、TCYγδ+Tリンパ球やCD8αα+Tリンパ球のように、抹消血や他の臓器にはあまり見られないタイプの頻度が高い。
外来抗原に対する防御、ウイルスに感染した上皮細胞の排除、上皮細胞のターンオーバー調節などの役割が考えられているが、まだ未解明な点が多い。
●NKT細胞とは
ヒトの免疫は「自然免疫系」と「獲得免疫系」に分かれており、NKT細胞は、この両者の橋渡しをする特殊なリンパ球です。
この細胞は、他のリンパ球に比べ非常に少なく、体内に0.01%しか存在しません。
NKT細胞は、他のリンパ球を活性化したり、自らの身体を過剰攻撃する「自己免疫病」を抑制するハタラキや、癌を防ぐ効果もあることが分かっています。
*1「自然免疫系」…生まれ持っている免疫機能。
例えば、細菌やガン細胞に対する攻撃機能。
*2「獲得免疫系」…出生後に病原体と遭遇して作られる免疫機能。
例えば、麻疹ウィルスやアレルギーに対する攻撃機能。
●インターフェロンγ(ガンマ)
強い抗腫瘍作用(ガン細胞排除に機能する作用)があり、また他のサイトカインと相互に作用し合う重要で多面的な機能を有する物質です。
今ではガン細胞の排除に対してもっとも重要なカギをにぎるサイトカインのひとつであることが判明し、主として抗原刺激を受けた(ガン細胞の存在を感知して活性化し始めた)Th1、そしてキラーT細胞およびNK細胞などから産生されます。
また、IL−12などのサイトカインの産生を促すことが分かっています。
*IL−12…主としてマクロファージより産生され、ヘルパーT前駆細胞(Th0)を刺激してTh1への分化を促し、IFN−γとともに協調してガン排除にかかわる重要なサイトカインです。
■安保教授のコメント
病気というのは、過労や極度のストレスから自律神経を乱され、免疫系を崩すことによって起こります。腸は自律神経の影響を大変受けやすい器官です。
今回の研究では、腸管の免疫系をととのえるという結果が出ました。これは、ストレスに対しても強くなれるということでもあります。『乳酸菌生成エキス』(ラクティス・智通)は、病気を予防するという側面からもいいものといえます。 |